日銀・黒田総裁、ECBの量的緩和を支持

 欧州中央銀行(ECB)が実施を決めた量的金融緩和策について、世界経済フォーラムの年次総会(ダボス会議)に参加している日本銀行の黒田東彦総裁は、23日に記者団に「15年に及ぶデフレを経験した日本のようにならないように、思い切った(金融)緩和を行った。極めて適切だと思う」と述べました。

 また今後の世界経済の見通しについては「原油価格安と金利の低下という追い風が吹いている。昨年よりも今年、今年よりも来年と、成長率は加速していく」との見方を示しています。

 ユーロ圏のデフレを長引かせないために踏み切った量的緩和を、黒田総裁は支持。しかし、その影響は色々大きそうです。デンマークでは、外国為替市場でユーロを売ってデンマークの通貨・クローネを買う動きが強まることを防ぐため、デンマーク国立銀行(中央銀行)が、金融機関からお金を預かる際に適用する金利を0・15ポイント引き下げ、「マイナス0・35%」にすると発表したものです。

香港で混乱続く

 香港行政長官選挙をめぐる学生ら民主派の抗議活動が続く香港で、民主派は幹線道路などの占拠を続け、香港警察が未明にも催涙ガスを使った強制排除を図るなど緊張が拡大しています。

 学生らの占拠は、金融街「セントラル(中環)」に隣接する政府庁舎周辺のほか、銅鑼湾地区など香港島内の繁華街、さらには対岸の九竜半島側にも拡大。参加者は7万人に達するとの報道もあります。道路占拠の影響でバスや路面電車の多くが運休し、29日は政府庁舎に近い小中学校も休校しました。梁振英行政長官は29日未明、ビデオで声明を発表し、民主派学生らに直ちに解散するよう要求していますが、民主派が解散する気配はありません。

 29日の香港株式市場は通常通り始まりましたが、香港への観光客が減少して小売業や観光業に影響するとの見方が強まっているほか、デモが激しくなれば金融センターとしての香港の機能に支障が出るとの懸念から、要な株価指数であるハンセン指数は前週末比で一時2%超急落し、大幅安となりました。また、外国為替市場でも香港ドルが対アメリカ・ドルで売られ、半年ぶりの安値まで下落しています。

アイス・バケツ・チャレンジで初の死者か?

 イギリスのスコットランドで24日、18歳の少年が崖から池に飛び込んで溺死する事件があり、アイスバケツ・チャレンジとの関連が疑われています。

 スカイニュース(イギリス)の25日報道によると、溺死した少年は世界的ブームになっている難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者の支援運動「アイス・バケツ・チャレンジ」に加わっていたと言うことで、これが事実であれば、同運動で初の死者となります。

 アイス・バケツ・チャレンジはALS患者や研究を支援するため、2014年からアメリカで始まりました。
 まずバケツに入った氷水を頭からかぶり、次にこのチャレンジを受けてもらいたい人物を2人から3人程度指名。この様子を撮影した動画をFacebookやTwitterなどのSNSで公開してチャレンジ完了となります。指名されたら24時間以内にバケツに入れた氷水をかぶるか、ALS支援団体に寄付するかを選択。同じく次にチャレンジを受けて欲しい人を指名します。

 アメリカでは社会現象化しており、マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏や人気歌手レディー・ガガ、ブッシュ前米大統領などが参加。日本でもソフトバンクの孫正義社長や、山中伸弥教授らが氷水をかぶっています。しかし、運動が拡大するにつれてパフォーマンスの奇抜さを競う者たちが出現し、事故も起きています。