香港で混乱続く

 香港行政長官選挙をめぐる学生ら民主派の抗議活動が続く香港で、民主派は幹線道路などの占拠を続け、香港警察が未明にも催涙ガスを使った強制排除を図るなど緊張が拡大しています。

 学生らの占拠は、金融街「セントラル(中環)」に隣接する政府庁舎周辺のほか、銅鑼湾地区など香港島内の繁華街、さらには対岸の九竜半島側にも拡大。参加者は7万人に達するとの報道もあります。道路占拠の影響でバスや路面電車の多くが運休し、29日は政府庁舎に近い小中学校も休校しました。梁振英行政長官は29日未明、ビデオで声明を発表し、民主派学生らに直ちに解散するよう要求していますが、民主派が解散する気配はありません。

 29日の香港株式市場は通常通り始まりましたが、香港への観光客が減少して小売業や観光業に影響するとの見方が強まっているほか、デモが激しくなれば金融センターとしての香港の機能に支障が出るとの懸念から、要な株価指数であるハンセン指数は前週末比で一時2%超急落し、大幅安となりました。また、外国為替市場でも香港ドルが対アメリカ・ドルで売られ、半年ぶりの安値まで下落しています。