不正アクセスで中国籍の男を逮捕

 中国の利用者向けの「中継サーバー」がインターネットの不正接続に悪用された事件で、警視庁は7日、東京都江戸川区の中国籍の会社員耿強容疑者(32)を不正アクセス禁止法違反容疑で逮捕しました。

 耿容疑者は昨年6月、大手プロバイダーと契約していた愛媛県の男性ら3人のIDとパスワードを仲間の中国人男性から提供され、インターネットに不正接続して3人のパスワードを変更、中国人男性がサイバー攻撃などを行う中継サーバー利用者に使わせていたという事です。調べに対し、「チャットサイトで知り合った中国の男に頼まれてやった」と容疑を認めているそうで、同庁は中国人男性の所在などを国際刑事警察機構(ICPO)を通じて照会し、解明を進める方針です。

 耿容疑者らにIDとパスワードを提供し、パスワードを変更させていた問題の中国人男性、同庁が先月19日に同容疑で摘発した「大光」(台東区)など複数の中継サーバー業者の「代理店」として、中国の山東省を拠点にサーバー利用者を募集。日本の大手パソコン周辺機器メーカー製の無線ルーターから流出した利用者のIDやパスワードを利用していたと言う事です。

香港で混乱続く

 香港行政長官選挙をめぐる学生ら民主派の抗議活動が続く香港で、民主派は幹線道路などの占拠を続け、香港警察が未明にも催涙ガスを使った強制排除を図るなど緊張が拡大しています。

 学生らの占拠は、金融街「セントラル(中環)」に隣接する政府庁舎周辺のほか、銅鑼湾地区など香港島内の繁華街、さらには対岸の九竜半島側にも拡大。参加者は7万人に達するとの報道もあります。道路占拠の影響でバスや路面電車の多くが運休し、29日は政府庁舎に近い小中学校も休校しました。梁振英行政長官は29日未明、ビデオで声明を発表し、民主派学生らに直ちに解散するよう要求していますが、民主派が解散する気配はありません。

 29日の香港株式市場は通常通り始まりましたが、香港への観光客が減少して小売業や観光業に影響するとの見方が強まっているほか、デモが激しくなれば金融センターとしての香港の機能に支障が出るとの懸念から、要な株価指数であるハンセン指数は前週末比で一時2%超急落し、大幅安となりました。また、外国為替市場でも香港ドルが対アメリカ・ドルで売られ、半年ぶりの安値まで下落しています。

アイス・バケツ・チャレンジで初の死者か?

 イギリスのスコットランドで24日、18歳の少年が崖から池に飛び込んで溺死する事件があり、アイスバケツ・チャレンジとの関連が疑われています。

 スカイニュース(イギリス)の25日報道によると、溺死した少年は世界的ブームになっている難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者の支援運動「アイス・バケツ・チャレンジ」に加わっていたと言うことで、これが事実であれば、同運動で初の死者となります。

 アイス・バケツ・チャレンジはALS患者や研究を支援するため、2014年からアメリカで始まりました。
 まずバケツに入った氷水を頭からかぶり、次にこのチャレンジを受けてもらいたい人物を2人から3人程度指名。この様子を撮影した動画をFacebookやTwitterなどのSNSで公開してチャレンジ完了となります。指名されたら24時間以内にバケツに入れた氷水をかぶるか、ALS支援団体に寄付するかを選択。同じく次にチャレンジを受けて欲しい人を指名します。

 アメリカでは社会現象化しており、マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏や人気歌手レディー・ガガ、ブッシュ前米大統領などが参加。日本でもソフトバンクの孫正義社長や、山中伸弥教授らが氷水をかぶっています。しかし、運動が拡大するにつれてパフォーマンスの奇抜さを競う者たちが出現し、事故も起きています。

慶大生、葉山御用邸に侵入

 皇宮警察は26日、酒に酔った状態で神奈川県葉山町の葉山御用邸の敷地内に侵入したとして、慶応大学4年の男子学生(23)を建造物侵入の現行犯で逮捕しました。

 同署によると、男子学生は直前まで近くの海水浴場で大学の友人男性数人と酒を飲んでおり、友人と別れた後1人で塀を乗り越えて侵入したとみられます。犯行当時は泥酔状態で、侵入した事は認めているものの「御用邸だとは知らなかった」と供述しているそうです。

 御用邸は天皇や皇族の別荘で、年に数回、静養を兼ねて避暑や避寒で訪れます。宮内庁の定義では、一定規模の建造物と敷地を有するものを離宮とし、小規模のものを御用邸と称しています。那須、葉山、須崎と3カ所の御用邸があります。葉山は神奈川県三浦郡葉山町にあり、大正天皇が崩御した所しても知られます。

 葉山御用邸が使われるのは2~3月で、夏季は観光客が多いため使用されず、当時は皇族関係者の滞在はなかったという事ですが、よりにもよって御用邸に侵入するとは。